葬儀と法事

葬儀と法事

【葬儀について】

葬儀には大きく分けて4つの形式がございます。

1. 炉前読経

・火葬場にて、釜入れ時に5~10分程度、僧侶が読経いたします。
(火葬場の炉の前は使用できる時間が限られるため、短めの読経となります。)
・戒名付きの場合、その場で戒名を授与し、白木の位牌をお作りいたします。
・遺族のみの密葬などで行われることが多くなっております。

2. 葬儀のみ

・通夜なしの葬儀のみの形式です。
・葬儀、繰り上げ初七日の読経をいたします。
・開式前に戒名をお伝えし、白木の位牌をお作りいたします。
・出棺のお見送りまで立会います。
・火葬場に同行し、炉前で読経することもできます。
・収骨までの立会いについてもご相談に応じます。

3. 骨葬

・棺を置く必要がないため、ご自宅など大きなスペースのない場所で行える新しいタイプの葬儀です。
・火葬場にて火葬、収骨を行った後、ご自宅にて葬儀を行います。
・僧侶は火葬上の炉前での読経、収骨の立ち合いをした後、ご自宅で葬儀と繰り上げ初七日の読経を行います。

4. 通夜・葬儀

・2日間を使って行う、本来の仏教の儀式です。
・1日目は、通夜式の読経をいたします。
・2日目は、葬儀と繰り上げ初七日の読経をいたします。
・通夜時に戒名をお伝えし、白木の位牌をお作りいたします。
・出棺のお見送りまで立会います。
・火葬場に同行し、炉前で読経することもできます。
・収骨までの立会いについてもご相談に応じます。

【通夜について】


通夜は故人様と過ごす最後の夜ですので、通夜式が終わってもしばらくご焼香を受け付けるのが普通です。
したがいまして、故人様と親交のあった方々、同僚の方々など、一般のご参列者の方、お忙しい方にご焼香だけでもお越しいただきたいという場合は、通夜・葬儀の形式をおすすめいたします。
また、通夜式終了後は、通夜振る舞いとして、ご参列者様で食事の場を設けるのが一般的です。

【式場について】


通夜・葬儀を行う場所については、いろいろな場合があります。
ご自宅、火葬場の式場、葬儀社の式場、その他公共施設のホールなど、ご事情にあわせて葬儀屋さんと相談し、選択することができます。
御縁の会では、安心価格で葬儀の一切を任せることができる葬儀屋さんを紹介することも可能です。

【繰り上げ初七日とは】

初七日とは本来、ご命日から数えて七日目の法事です。
現在ではお日にちを繰り上げて葬儀の式中に行うのが普通になっております。

【法事について】

●塔婆

・法事の際にはお気持ちで塔婆をお建てください。

御縁の会では真言宗、天台宗、浄土宗、臨済宗、曹洞宗、日蓮宗、各宗派の塔婆を1基3,000円(送料別)にてご用意いたします(浄土真宗は塔婆を建てません)。
塔婆のみのご依頼も承っておりますので、ご遠慮なくお申し付けください。

●初七日法要

・命日から数えて七日目の法要を初七日法要といいます。
・現在は、葬儀と同じ日に繰り上げて行うのが通例となっております。

●四十九日忌法要

・命日から数えて四十九日目の法要を四十九日忌法要といいます。
・お墓のある方は、このときに埋葬をいたします。
・白木の位牌から、本位牌に魂を移します。
(白木の位牌は僧侶が預かり、お寺の本尊の前でお焚き上げをいたします。)

●百ヶ日忌法要

・命日から数えて百日目の法要を百ヶ日忌法要といいます。
・墓参りをしたり、仏壇の前で手を合わせるだけという方も多くなっていますが、僧侶がお墓や自宅にご出仕して読経させていただくことも可能です。

●開眼供養

・墓石を新たに建立した場合に墓前にて行う儀式です。
・仏壇を新たに購入した場合には仏壇の開眼、ならびにご本尊への魂入れを行います。
・いずれも僧侶を呼び、法要を営むのが一般的です。

●お彼岸供養、盆供養

・春彼岸は春分の日をはさんで前後3日間、計7日の期間をいいます。
・秋彼岸は秋分の日をはさんで前後3日間、計7日の期間をいいます。
・お盆は8月13日が迎え火、15日が中元となります。
(東京では旧暦にあわせて7月に行うことが多くなっております。)
・お盆には自宅に僧侶が出向き、仏壇の前で読経することが多いですが、お墓の前でのおつとめも可能でございます。

●回忌法要

・一周忌、三回忌、七回忌、十三回忌、十七回忌、二十三回忌、二十五回忌、二十七回忌、三十三回忌、三十七回忌、四十三回忌、五十回忌と続きますが、三十三回忌をもって区切りをつけるのが一般的になっています。
三回忌以降は、亡くなられた年を一年と数えます。(一周忌の翌年の命日が三回忌ということになります。)